大学生の生活安全研究会

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架空請求の罠

【重要】Yahoo!Japan未納料金による一部ご利用制限のお知らせ

 

iPhoneのメッセージアプリに届いた不審な「お知らせ」(一部加工)

「未納料金」「利用制限」

なにやら物々しい単語が並ぶこのメッセージは、昨年7月に筆者に届いたものだ。

Yahoo!は日常的に利用している検索エンジンなので、このメッセージを確認した際は慌てたが、とりあえずネットで「Yahoo!Japan 未納料金 利用制限」と検索してみることに。

すると、Yahoo!公式のセキュリティーセンターのページに辿り着いた。

https://security.yahoo.co.jp/news/0027.html

以下引用

最近、Yahoo! JAPANをかたる不正メール・SMSが多く確認されています。
本文のリンクをクリックすると、未納料金名目で金銭を支払わせようとする架空請求サイトに誘導されてしまいます。

■ SMSの例 ※これ以外にも使われている可能性があります。

・【最終警告書】Yahoo! JAPANご利用料金のお支払いについて。
・【要確認】重要なお知らせ、必ずお読みください。
・【重要】Yahoo! JAPAN未納料金による一部ご利用制限のお知らせ。

なんと、筆者のもとに届いたメッセージは、Yahoo!の名を騙った架空請求だったらしい。

 

架空請求とは】

警視庁・特殊詐欺対策ページ*¹によると、架空請求とは、未払いの料金があるなど架空の事実を口実とし金銭等をだましとる手口です。とある。

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/fictitious-billing/

www.npa.go.jp

 

架空請求は有名企業を名乗ってターゲットを騙す、「訴訟最終告知」「警告」など物々しい言葉でターゲットを脅すなどの特徴がある。

 

【対処法】

今回は消費者庁のHP*²を参考にする。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_016/

 

身に覚えのない請求や、不審な請求が来た場合は

・ネットでメッセージの本文を検索してみる

・送り主が有名企業だった場合は、その企業公式のカスタマーサポートに連絡してみる

・消費者ホットライン(電話番号:局番なしで「118」)、最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口に連絡してみる

などで対応してほしい。

なお、架空請求の相手に求められて個人情報を教えたり、連絡に返信したりすることは、実害に繋がる恐れがあるので絶対にしてはいけない。

万一個人情報を相手に流してしまった場合も、最寄りの消費生活センターなどに相談しよう。

 

【ちなみに】

アダルトサイトを利用していたら突然高額なコンテンツ料金を請求された、というのもよくある*³架空請求のパターンらしい…。

後ろめたいと思わず、実害になる前に相談しよう。

https://www.yokohama-consumer.or.jp/consultation/typicalcase/detail1158.html

www.yokohama-consumer.or.jp